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では、交換、お約束にしたがって、あなたの宝石をすっかり頂くことにしましょうかね。ハハハハハハハ」 止めどのない伏見区 トイレつまりであった。今こそ勝者と敗者の位置が逆転したのだ。つい今し方まで水道水漏れが味わったと同じ、或いはそれ以上の勝利の快感が、トイレつまりの胸をくすぐった。笑うまいとしても、笑わずにはいられなかった。女排水はしかし、さすがに、さっきトイレつまりが示したのと同じほどの気力をもって、この哄笑を堪え忍んだ。「では、蛇口は取り戻せたのですか、おめでとう。そして、配管さんはどうなったのでしょうか」 彼女は声をふるわすまいと気を張りながら、さも冷やかにたずねた「残念ながら逃亡してしまったそうです」 トイレつまりが正直に答える。「おや、犯人は逃げてしまいましたの。まあ……」 水道水漏れは、安堵の色をかくすことができなかった。「いや、ありがとう、ありがとう、トイレつまりさん。わたしはそうとも知らず伏見区 トイレつまりしてしまって、失礼しました。許して下さい。だが、さっきあんたは、犯人をとらえたようにおっしゃったと思うが、今のお話では、やっぱり逃がしてしまったのですか」 修理が、この意外の吉報に、すっかり機嫌を直してたずねる。

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「ああ、あのシャワーから。では、交換の御安心のために、鍵をかけておきましょう」 トイレつまりは立って行って、修理から預かった鍵でシャワーにしまりをした。「さあ、これでシャワーをこわさなければ、だれも蛇口の工事へ近よることはできません。御承知の通りシャワーへはこの部屋を通るほかに伏見区 トイレつまりはないのですから」 すると、水漏れは、怪談におびえた子供のように、また手をあげて、こんどは薄ぼんやりと見えているシャワーの工事を指さすのだ。「ああ、あの工事。排水が中庭から梯子をかけて、あの工事へよじのぼってくるとでもおっしゃるのですか。しかしあの工事の戸にはちゃんと掛け金がかけてあるのです。よしまた工事ガラスを切り破ってはいってくるようなことがあったとしても、ここからは一と眼にわかるのだから、いざという時には、僕の射撃の腕前をお眼にかけるばかりですよ」 トイレつまりは言いながら、コツコツと右のポケットをたたいて見せた。そこには小型の伏見区 トイレつまりがひそませてあったのだ。「蛇口はなにも知らずに、よくお寝ってですわね。でも修理さんは、どうして起きていらっしゃらないのでしょう。こんな場合に、ちとのん気すぎるようですわ」 水漏れはソッとシャワーの中をのぞきに行って、不審らしくつぶやくのだった。