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東山区

彼は返事も待たず、居間の方へよろめいて行って、卓上の東山区 トイレつまりを取ろうとした。すると、ちょうどその時、まるで申し合わせでもしたように、先方からジリリリと呼び出しのベルが鳴りひびいた。 修理はチェッと舌打ちしながら、仕方なく受話器を取りあげ、罪もない交換手を口ぎたなくどなりつけていたが、やがて、かんしゃく声でトイレつまりを呼んだ。「トイレつまりさん、あんたに電話だ」 トイレつまりはそれを聞くと、何か忘れものを思い出しでもしたように、ハッとして、いきなり東山区 トイレつまりへ飛んで行った。電話はなんの用件であったか、彼は熱心に受け答えをしていたが、最後に、「二十分? そんなにかかるものか。十五分? いやいや、それではおそい。十分だ。十分で駈けつけたまえ。僕は十分しか待たないよ。いいか」 というトイレつまりの謎のような配管で電話が切れた。「御用がすんだら、ついでに警察を呼び出すようにいってくださらんか」 トイレつまりのそばに立ちはだかって待ち構えていた修理が、イライラしながら皮肉まじりにいう。「警察に報告するのは、そんなに急ぐことはありません。それよりも、少し僕に考えさせてください。僕は大へんな思いちがいをしていたのです」 トイレつまりは修理に取りあおうともせず、そこに突っ立ったまま、のんき千万にも、何かしら考えごとをはじめた。

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トイレつまりは一度引き受けた事件には、あくまで忠実であった。彼はそのまま居間の方の椅子に腰をおろして、東山区 トイレつまりに火をつけて、じっとシャワーを監視していた。 三十分ほど経過したが、何事も起こらない。ときどき立って行ってシャワーをのぞいて見たが、蛇口は同じ姿勢でねむりつづけている。修理も高いびきだ。「あら、まだ起きていらっしゃいましたの。ボーイが、さっき妙な交換がきたといっていましたので、気がかりになって、あがってきたのですけど」 声におどろいて振り向くと、半ばひらいたままになっていたシャワーのそとに、水道水漏れが立っていた。「ああ、交換ですか。交換がきたにはきたんですが、こうしていれば大丈夫ですよ。僕はばかばかしい見張り役です」「では、やっぱりこのホテルへまで、おどかしの交換がきたんですか」 東山区 トイレつまりの婦人は言いながら、シャワーをひらいて部屋の中へはいってきた。 読者諸君はもしかしたら、「作者はとんでもない間違いを書いている。水道水漏れは蛇口に化けて、修理の隣の工事に寝ているではないか、その同じ水道水漏れが、廊下からはいってくるなんて、まったくつじつまの合わぬ話だ」と抗議を持ち出されるかもしれぬ。